2020/06/21 23:57

私たちShonan Soy Studioは、SOYFFEE™をただ販売するだけでなく「Bite for Bite〜あなたの一口が世界の誰かの一口に〜」という企業理念を掲げ、売上の一部を貧困国の支援に充てています。 Bite for Biteとは食を通じて、世界の機会格差(生まれた場所や環境によって生じる格差)を是正しようという取り組みです。 



(2018年の活動時の写真)

Shonan Soy Studioでは第一の支援先としてラオスへの活動に取り組んでいます。 2018年7月には洪水被害にあったアタプーと呼ばれる地域に対し、SOYFFEEをはじめとした大豆発酵食品の寄付等の支援を実施しました。2021年4月にはラオス日本大使館や現地コーヒーメーカー「SINOUK COFFEE」と協業で、大豆を通じたサポートを実施予定です。


なんでBite for Bite™?

株式会社Shonan Soy Studioの発起人である私は高校〜大学卒業までアメリカやイギリスでの学生生活を始め、多くの国を訪問してきました。日本以外での生活が長い中で一番強く感じたことは「日本人として経済的な余裕を持って生まれ育って来なければ、好きな食べ物を食べて、好きなこと勉強して、好きな国を旅をすることができなかった」ということでした。特にラオスの農村に滞在していた時に住民へのインタビューを通じて知った事実は驚きで、休みなしで働いているが、肉は週に1回(鶏肉だけ)しか食べることができないということでした。たんぱく質が十分摂取できない環境下で暮らす子供達は食事のために幼い頃から働き手となり、興味のある勉強などに時間を割くことができていないとのことでした。このような経験を通じで、彼ら彼女らがやりたいこと、そしてやりたいけど余裕がなくできないことを何かの手段で解決する手助けができればと思いました。

またラオスという国は仏教への信仰が盛んで、貧困の中でも朝4〜5時にmonk達が住民の元を訪問し、お米や食べ物を受け取っていき、それを自分たちが食べたり、恵まれない子供達に分け与える習慣があります。自分たちの生活を継続することも大変だけれども、その中でもしっかりと富を再分配していこうという姿が刺激になりました。

(ラオスの農村とお坊さんによる托鉢の光景)

一方で、ニューヨークやカリフォルニアでの生活を通じて、ベジタリアンやビーガンの文化やトレンドに始まり、日本食の中でも特に大豆製品への注目が高まっていることを感じていました。「soy milk」「tofu」「fermented soybean」など日本にいた頃は普通に感じていた製品が海外では健康食品として注目を浴びていました。そこでぼんやりとではありますが、大豆を使用した日本伝統食に可能性を感じ、より多くの人に広まったらと考えるようになりました。

これらの経験から生まれたの感情が東京で働き始めてから1つの具体的なアクションとして結びつき今回の活動に至っています。

現在、世界の貧困に対しては様々なアプローチで経済支援がなされているかと思います。株式会社Shonan Soy Studioでは「日本伝統食」特に「豊富な植物性たんぱく質を含んだ大豆加工食」のアプローチで、生まれた場所や育った場所の環境によって生じる機会格差を減らすことに貢献します。

『Bite for Bite』〜あなたの一口が世界の誰かの一口に〜